痙攣性発声障害の記録

2度目の手術 治療記録09

この記事は痙攣性発声障害の治療の過程を残すために、2014年1月16日に当時運営していたブログに投稿したものを一部加筆・修正し、掲載しています。

2度目の手術完了〜!

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!

ブログは相変わらず気まぐれなペースで更新していきますが、よろしくお願いします。

さて、12月10日に受けた2度目の甲状軟骨形成術2型の手術について、

書かないと書かないとと思っていたのですが…書かないとと思うと逆に書けなくなる性格でしてw

でも早く書かないとどんな手術だったか忘れそうなんで、さっさと書いてしまうことにします!

私が手術を受ける前に感じたことですが、痙攣性発声障害についての情報ってかなり少ないと思うんです。

なのでこの記事が痙攣性発声障害の方、これから手術を考えている方にとって少しでも参考になればと思います。

手術当日

約一月前の昨年12月10日、お昼12時に病院に着きました。

ちなみに病院は1回目の手術をしていただいた病院と同じ、ひろしば耳鼻咽喉科です。

食事は前日の23時まで、飲むのは朝の11時までです…あれ、10時だったかな←

病院に到着し病室に通されてから、私の手術が1番最初になることを伝えられました。

2番目の予定だったんですが、私としては早く終わらせたかったので有難かったです(笑)

点滴まで時間があったのでコンビニにゼリーを買いに行きました。

1回目の手術の後、水分をとろうとするとむせてうまく飲めなかったからです

コンビニは病院の前にあるので、何か持ってくるのを忘れたりほしいものができた時に便利ですね。

手術の様子

病院から渡された部屋着に着替えて12時半に点滴を打ち始めて、13時頃手術室に入りました。

準備をしたり先生を待ったりして、10分後くらいに手術がスタート。

首の後ろに枕のようなものを挟んで、首を伸ばした状態で手術をします。

今回は声量を少し取り戻すために、前回の手術で嵌めたチタンブリッジの幅を再調整します。

目隠しをしてもらって(というか、喉の部分だけ開いた布?紙?のようなものを被せられます)

首に薬をつけたり麻酔の注射をしたりして……今回もそうなんですが、気付いたら喉が開かれてましたwww

それから前回はめたチタンブリッジを外し始めたのですが、どうやら綺麗にくっついていたようで、外すので時間がかかり、体力を消耗……。

だってチタンを外そうと首元でコリコリ鳴ってるんですよ……何されてるのかいろいろ想像してしまいます( ゚Д゚ )

というか、このことでチタンが骨に綺麗にくっつくことを知りました。すごいですね、人体の不思議〜。

もっと簡単に取れるものだと思ってました。でも簡単に取れちゃだめですもんね(笑)

その後は、チタンのサイズを変えたりして、いろんな幅のパターンで声を出してみました。
チタンブリッジは上下に2個はめるようで、1回目の時は3mm-3mm(上-下)にしてました。
2mm-2mmにしたり、3mm-2mmにしたり。3mm-2mmはほとんど変わらなかった気がします。
あと、確かチタンブリッジは一番幅が狭くて2mmだったかな。(ちょっとうろ覚えです)

私は痙攣性発声障害の症状がマシな時でも、大きい声を出そうとした時はよく声がつまって出にくくなっていました。

なので、手術中はかなり体から力が抜けちゃってるんですが、チタンを変える度に頑張って大きい声で「えーーーー」と声を出してみて、どの幅いいのかいろいろ試してみました。

その途中で一度チタンを取ってみました。つまりもともとの声を出してみました。

そしたらつまって声が出なくて、「うわ、こんな声で喋ってたんだなー」と、何だか自分の声なのにびっくりして、今までのこととかいろいろ思い出しましたね。

1回目の手術以降、声のつまりで不便な思いをしていないので、正直忘れてしまっていた感覚だったというか。

もうこんな声にはなりたくないけど、思い出せてよかったとも思いましたね。

1度手術をした後、チタンを外すと少しだけ声帯が拡がったままで、手術以前よりも声が出しやすい人もかなり少数ですがいるみたいで、しかし自分はそのケースには当たらないと分かったので、チタンを外すという選択肢はなくなりました。

何回も何回も声を出していろんな幅を試して、またさっきの幅で出してみて、また違う幅で試して、と繰り返し続けて数十分。

そうしている内に先生があることに気付かれました。

2つのチタンの内、上部にはめると私の喉は広がるようで、下はあまり意味がない?ようです。

2mm-0mmにすると声が出やすいのですが、0mm-2mmだとつまって出ない……。

いろいろ試した結果、声が再びつまる可能性がゼロではないものの、声がつまらず、声量もかなりある2mm-0mmにすることにしました。

幅が決まってからは、もう脱力してその後は何も考えずにぼーっとしてました(笑)

気付いたらチタンの固定?も終わってメスを入れた部分も縫い終わって、病室に運ばれて行きましたー。

手術終了後

その後は夜ご飯の時間まで爆睡www

今回は、術後むせることなく水分がとれて、1回目の時よりも飲食した時の喉の違和感が少ない感じがしました。

1回目の時、喉を伸ばすのが怖くてベッドの頭の方を起こし気味で寝たらえらい肩が凝ったので、今回はちゃんとまっすぐ横になって寝ました(笑)

朝、一度先生に診てもらった時に声を出してみたら、少し前よりもつまる?感じがしましたが、少し大き目でも声が出ました。

前よりも少し声帯が狭くなったので、少しつまるような感じがするのは感覚の問題だと思います。

先生からは、

「今後、また声がつまることがあるかもしれない。ジストニアの部分はチタンブリッジで克服したので、また声が出なくなった時は、痙攣性発声障害の症状が出ていた時のように無理に声を出そうとするような変な発声方法で声を出した時」

と言われました。

音声訓練は効果がない、という意見をよく目にしていましたが、先生の言っていることを信じるとすれば、手術をした人にとっては有効になるのではないかと思います。なるほどー。

1週間再び沈黙

それから1週間は沈黙療法でした。

前は熱がまあまあ出たりしたんですが、今回は熱も痛みも前よりマシで、数日で痛み止めや解熱剤を飲むのはやめました。

1週間後の朝、また病院に行って抜糸してもらいました。

前全然痛くなかったので余裕こいてたら、ちょっとだけ痛かったです(笑)

発声できるようになったので、午後からは仕事へ。

喋ったら「えっ、もうそんなに喋れるの!?」ってびっくりされました。

今回は声帯を拡げたわけではないからか、最初から通った声が出ました。

2度目の手術から1ヶ月経った声の様子

手術から1ヶ月と数日経った今ですが、声はかなりいい感じです!

ほぼ地声に近い感じで、声量もかなりあります。

飲み会の席などで大きい声を出し続けると少しハスキーになって、やはりもともとよりも声量は落ちますが、1回目の手術の後よりもかなり声が通るようになりました!

あと、気付いたことが一つあります。

声がたまにつまるような、出にくいなーって感じる時があるんですが、

そういう時って大抵無意識の内に首や肩に力がすごく入ってます。

なので、そういう時は肩の力を抜いたり、手で肩をほぐすと、かなり声が出やすくなったりします!

自分はかなり肩こりがひどいので、またカイロプラクティックに通って肩こりをとって、少しでもリラックスした状態で喋れるようになったらいいかもですね。

ちなみに、現在はチタンの違和感がほぼありません。

前回の時は、術後1か月でもまだ違和感はあったと思うんですが。慣れですかね?

2回目の手術をして1ヶ月経った今、術後の経過にかなり満足しています。

手術代は2倍かかってしまいましたが、2回できたからこそ納得できたし、精神的にも楽になれることを思えば手術代も安いものです。

これからまだ過程を見守っていく必要がありますが、今後は不便なことがあっても、もう手術しようと思わないです。

他の方法で対処しながら、この声と付き合っていこうと思います。

甲状軟骨形成術2型という手術の目的

痙攣性発声障害の一種の対処療法であるこの甲状軟骨形成術2型は、今までにも言ったことがあるかもしれませんが、誰もが手術の結果に納得できる治療法ではありません。

「声のつまりをとる」

これを目的に行うこの手術の結果として、「声の掠れ」や「声量の低下」など、他の面でも声に変化が表れます。

「これでいいや」と思えた人にとっては成功になりますし、「この声は嫌だ、納得できない」と思った人にとっては失敗になるでしょう。

私は1回目の手術で、声のつまりがとれたことは嬉しかったですし、声の掠れも気にしなかったのですが、「声量のなさ」に対してだけ「これでいいや」と思えず、結果として成功に近い、惜しい状態でした。

でも、私のあの時の声でも、「声のつまりがとれた、嬉しい!」と思って満足する人ももちろんいるわけですよね。

痙攣性発声障害になっている方、もしくはそれらしい症状が出ている方の中には、

自分の声をまわりの人がどう思っているか気になったり、多少神経質になってしまっている方もいると思います。私がそうです。

そういう人にとってこの手術は、また新しい悩みができるきっかけになってしまう可能性もあります。

また、手術後は長ければ何ヶ月も声が安定しなかったり、決して精神面でも楽ではなく、むしろしんどい思いをすることもあると思います。

手術したらすぐによくなる!ということはほぼ確実にないのではないだろうか、というのが手術を受けた一患者としての感想です。

そういったマイナスの可能性もあるこの手術ですが、もちろん、この手術を受けてよかったと思う人もたくさんいるでしょう。

私も本当に受けてよかったと思っています。

きちんとマイナスの可能性も踏まえて、この手術を痙攣性発声障害の克服の選択の一つとして考えてみるのがいいと思いますし、その際にこのブログが少しでも判断材料になればと思います。

長くなりました。

また再来週あたりに定期健診に行きます。

もう声の調子はいいので、恐らく特に進展といった内容はないと思いますが、また何かあれば更新します。

何か聞きたいことがあれば、返事は遅くなるかもしれませんがお答えしますので、コメントなどでお気軽にどうぞ。

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